AI で歌詞を曲にする方法:ステップごとにわかるガイド
詩や結婚式のスピーチを、歌の入った 1 曲に。歌詞の並べ方、サウンドの伝え方、2 つのバージョンの選び方、AI の歌声が歌い間違えやすい行の直し方まで解説します。
NeonSong チーム · 公開
手元に言葉があります。1 編の詩、結婚式のスピーチ、何週間も口ずさんでいるサビのフレーズ。AI の音楽モデルなら、それをボーカル、ドラム、アレンジの入った完成した曲として、1 分ほどで歌ってくれます。その曲があなたの歌に聞こえるかどうかは、主にあなたが決められる 2 つのことで決まります。歌詞をどう並べるかと、サウンドをどれだけはっきり伝えるかです。
このガイドではその 2 つを順に説明し、そのあとバージョンの選び方と、よくある問題の直し方を紹介します。例には、Google の Lyria 3.5 モデルで曲を生成する NeonSong を使っていますが、歌詞と説明文についてのアドバイスは、どの「歌詞から曲を作る」ツールでも使えます。
1. 歌詞を歌の形に並べる
モデルは渡されたものを 1 行ずつ歌います。歌詞をひとつの長い段落で書くと、早口になったり、行と行がくっついたりしがちです。貼り付ける前に、次の点を確認しましょう。
- パートを示す:各パートの上に、
[Verse](Aメロ)、[Chorus](サビ)、[Bridge](ブリッジ)をそれぞれ 1 行で書きます。どこで盛り上げるのか、どのパートを繰り返すのかがモデルに伝わります。 - 1 行は短く、長さをそろえる:ひと息で歌える長さがよい 1 行です。前後の行の 2 倍も長い行があれば、2 行に分けましょう。
- サビは毎回すべて書く:「サビ繰り返し」と書かずに、戻ってくるたびに全部書き出します。
- 詰め込みすぎない:Aメロが 2 つ、2〜3 回戻ってくるサビ、必要ならブリッジ。約 3 分の曲にはこれで十分です。3 分は、Lyria が 1 回で作れるほぼ最長の長さです。
うまくいく形の例です。
[Verse]
川沿いの街灯の下 君は音を外して歌ってた
どの言葉も少し曲がって どの言葉も本当だった
[Chorus]
もう一度歌って ゆっくり聴かせて
伝えたかった小さなこと ぜんぶ
[Verse]
...
2. アーティスト名ではなく、サウンドを書く
最初の挑戦がうまくいかない原因の多くは、この説明文です。「いい感じのポップス」では、モデルにはほとんど手がかりがありません。スタジオミュージシャンに伝えるつもりで書きましょう。
| 項目 | あいまい | 具体的 |
|---|---|---|
| ジャンル | ポップ | 温かみのある 80 年代シンセポップ |
| ムード | 明るい | 希望に満ちて、少しノスタルジック |
| テンポ | アップテンポ | 110 BPM 前後、安定した四つ打ち |
| 声 | 歌手 | 柔らかい女性ボーカル、マイクとの距離が近い |
| 楽器 | 音楽 | アナログシンセ、ゲートリバーブのドラム、明るいベースライン |
実在のアーティスト、バンド、曲の名前は入れないでください。Lyria は名前を含む説明文を拒否するので、「あの有名バンドっぽく」と書くと、曲ではなく失敗したリクエストが返ってきます。代わりに、そのアーティストのどこが好きなのかを書きましょう。年代、グルーヴ、楽器、声のタイプなどです。(NeonSong は拒否された説明文から名前を外して書き直し、もう一度だけ試しますが、最初から名前を入れないほうが早く済みます。)
何を書けばいいか迷ったら、NeonSong のガイド付きスタートを使えます。誕生日、記念日、自分のための曲など、どんなシーンの曲かを質問し、その答えから説明文を組み立てます。生成の前に編集することもできます。
3. 読みをチェックする(日本語と中国語)
歌詞が日本語や中国語の場合、読み方が複数ある字があり、AI の歌声はよく違う読みを選んでしまいます。たとえば 生 を「なま」のつもりで書いたのに「せい」と読んだり、中国語の 长大(成長する)を zhǎng dà ではなく cháng dà と歌ったりします。NeonSong の読みチェックは、音符(クレジット)を使う前にそうした行を見つけ、モデルが正しく歌える表記を提案します。曲のページの歌詞は、あなたが書いたままです。なぜこうなるのか、どう直すのか。
4. 2 つのバージョンを作り、3 つのポイントを聴く
NeonSong では、1 回の生成で、同じ歌詞と説明文から完全なバージョンが 2 つできます。メロディ、フレージング、アレンジが違うので、ちゃんと選べます。聴き比べるときは、次の 3 つに注目してください。
- すべての言葉が歌われているか:AI のボーカルは、ときどき言葉が不明瞭になったり、飛んだりします。歌詞を目で追いながら聴きましょう。
- サビが決まっているか:曲全体がそこに向かって盛り上がってきた、と感じられる瞬間になっているはずです。
- 雰囲気がシーンに合っているか:結婚式のお祝いの歌が葬送歌のようになってしまうのは、歌詞ではなく説明文の問題です。ステップ 2 に戻りましょう。
どちらもしっくりこなければ、もう 1 回生成するか、説明文の 1 か所(テンポ、声、ジャンル)だけを変えて試します。一度に 1 か所だけ変えると、何が効いたのかがはっきりします。
5. 仕上げて使う
残したい 1 曲が決まったら:
- マスタリング:配信サービスや動画に使うなら、配信向けの音量(-14 LUFS)に仕上げます。
- ステム分離:カラオケ版を作ったりリミックスしたりするなら、ボーカルと伴奏に分けます。
- 歌詞のタイミング合わせ:字幕やリリックビデオ用に、1 行ずつタイミングを合わせます。
- ダウンロード:作った曲はすべて無料で試聴できます。金額を問わず一度チャージすると、作ったすべての曲を MP3・WAV でダウンロードできます(個人利用、毎月の上限なし)。
- リリースするならライセンスを:配信サービスでのリリースや、収益化した動画、広告、クライアントワークに使うには、そのバージョンの商用ライセンスが必要です。
よくある問題と直し方
| 問題 | 考えられる原因 | 直し方 |
|---|---|---|
| 言葉が飛ぶ、不明瞭になる | 行が長すぎる、詰め込みすぎ | 行を短くするか分ける。もう一方のバージョンも試す |
| 日本語や中国語の読みがおかしい | 読みが複数ある字 | 読みチェックを使うか、同音字やかなに置き換える |
| リクエストが拒否された | 説明文に実在のアーティストや曲の名前がある | 名前ではなくスタイルを書く |
| 歌詞は合っているのに雰囲気が違う | 説明文があいまい | テンポ、声、楽器を書き足す |
| 曲が早く終わってしまう | 行が少なすぎる、または 1 回で歌うには多すぎる | Aメロを足すか、Aメロ 2 つとサビに絞る |
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